the 36th my birth day*
一昨日、またひとつ年をとりました。
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この年になっても日々心配をかけっぱなしの母へ、
はじめて「産んでくれてありがとう」と伝えました。
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同じ日に娘からは
「今日ママのたんじょうびじゃなかったらもっとあそべたのに!ぷん!」
みたいなことを言われ、
押し押しの撮影からすぐに駆けつけた私は何だかココロが折れたのですが、
自分が母へ産んでくれた感謝を伝えるのに36年掛かったように、
親子ってとても長い時間をかけて向き合い方が変わり続けていくのかもしれません。
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そんなことを思いながら、
今日、海でガラス拾いをしてのんびり過ごしていると
地元の警察の方が来て、
ベビーを抱いた女性が、4歳の男の子を置いたまま行方不明になってしまい、
目撃情報を探していると話していました。
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それからもう6時間近く経つ今でも、
ひっきりなしのパトロールと海の捜査とが続いていて、
「ママ」「おかあさん」と一括りにしても、
誰ひとり同じ思いはしていなくて、
ただ話してない、伝えてない、知らないだけのことで溢れてるんだな、とぼんやり考えています。
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母はつよし、なんてずっとはむずかしいよね。
泣いて笑って、それでつよくなれるんだよね。
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私はたまにしかママをしていないけど、
いつも娘が笑顔で過ごせているかなって願うように思います。
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そんな積み重ねの先に、娘の幸せがありますように。
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今年はそんなことを思う、いちねんのはじまり。