「ママのなみだもふきふきするね」
保育園へ出かける娘との話。
今朝、娘は機嫌が悪く
出発前、私が娘の髪をふたつにくくろうとしたら
気に喰わなかったようで、大泣き。
家の玄関を出ても泣いていて、
だっこのサインをして歩こうとしなかったので
仕方なく、娘をだっこしてマンションから園まで
向かうことに。
園の荷物に加え、この暑さ、
娘の涙にだっこ。
しばらく歩いてから、泣いている娘をだっこしたまま
私も「えーん!えーん!」って、泣いたふりを。
そしたら娘はびっくりしたみたいで
(まさかママがなくとは思わなかったみたい、そりゃそうよね)
さらにぼろぼろ涙をこぼしながら大泣き。
私はそこまで娘が泣くとは思わなかった驚きと
大粒の涙の娘が可愛くて、
その場で抱きしめながら
「だっこするのがいやで泣いたんじゃないよ、ごめんね。
だっこするの、ママ大好きだよ」
となだめて、そのあとは手をつないで園まで歩きました。
園に入ってくつを脱いだ後、
「えんえんおしまいね、がんばれるかな」
と、タオルで娘の涙を拭いて
私がタオルをバッグへしまうと
すぐに娘がタオルを手に取って
「ママのなみだもふきふきするね」
って、私の顔を拭いてくれました。
(涙、でてないんだけどね)
髪の毛、くくりたくなかったんだって。
いやだったんだって。
ママが泣いてびっくりしちゃったんだって。
自分がいやな状況でも
そういうやさしさを持てる娘に育っているとは。
子供の性格が三歳までにある程度決まるのであれば
娘は、自分の状況に関わらず
相手に思いやりで接することができる、
やさしい一面を持った子になるんだと思う。
いつまでも
やさしさを持ち続けられますように。