電気を消してから。
夜、電気を消してから、
暗闇の中で続く、夫と娘の楽しそうな笑い声を
ベッドの上で聞きながら
ゆっくりと、幸せ、だと思う。
少し前までは、
娘と私の二人で過ごす夜の時間がほとんどで
離れていても家族、と思っていたけれども、
こうして家族が同じ場所で暮していることとは代えられない
重みやあたたかさがあるのだと実感する。
二人だったらできることも
母親が父親の分までを一人で、
型に嵌らない24時間を
何日も何年も、エンドレスでするのは、
やはりとても大変なこと。
だからといって、決して投げだせることではない。
(2年余りの単身赴任 + working mother の
私が言うのも烏滸がましく申し訳ないのですが…)
自分が親になる前に、
どれくらい理解していたのかと思い返すと、
おなかの中に小さな命がやってきたことで頭がいっぱいで
恥ずかしながら
思慮も想像も、全く及んでいなかった。
このタイミングで、
家族三人が同じ場所で暮すことを選択したのは
色々な付帯条件に変化を伴ったけれども
必然で、必要だったのだと思いたい。
夫や家族をはじめ、たくさんの方へ感謝。
うん、では、おやすみなさい。