UX KANSAI / the 1st session:Boot Camp
UX KANSAI 2016 / the 1st session:UXD Boot Camp
2016.05.14.SAT @Yahoo! Osaka Branch.
Lecture:Mr.Satoshi Asano
UX KANSAI主催のセミナーに参加しています。
ラフにですが、サマリーを。
先日終了したUX KYOTOに参加していたメンバーもちらほら。
もちろん、引き続きレクチャーは浅野先生。
今回のセミナーは座学+WSスタイルのセッション。
Agendaは以下。WSはグループに分かれての実施です。
–Agenda / UXD Boot Camp–
1:座学:UX概論の補足
2:ワークショップ:チームビルディング
3:座学:発想法について(特にリフレーミング)
4:ワークショップ:発想法
5:発表&講評
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今回のチームは、
アクティブでロジカルな組み立てや発言を
それぞれの視点から話せる4名と
ご一緒できることに。
チームビルディングのセッションでも、
それぞれのアドバンテージからの意見を時間内で組み合わせて
アウトプットすることができました。
私ひとりだと絶対できなかったです。
個人プレーではなくて、チームプレーだからこそですね。
ありがとうございました。
私は自分の苦手分野(=三次元・立体)だったので
タイムマネジメントと微力サポートに徹しました。
(昔、よくパッケージデザインなんてやってたなー…と今更。)
さて、そしてリフレーミング(着眼点を変える=裏返す)の発想法について。
端的なアウトプット例は↑
※浅野先生の美大の話を聞いていて、大島先生を思い出した。
だから大島先生のあの捉え方や世界観が好きなんだと思う。
これをもとに、課題に沿ったWS。
後半のシチュエーション設定に沿ったソリューションアウトプットで
私達がとったおおまかなフローは次の通り。
1:時間内の進行設定と時間割り振り
2:課題とゴール、アウトプットに必要な項目の確認
—-↑ここまで5分くらい—-
3:状況課題の整理・フレーミング・リフレーミングのアイデアフラッシュ
(ここはひたすら全員手を動かして、発話しながら(でも手は止めずに)
ポストイットをそれぞれのフレーミング/リフレーミングの紙に貼っていきました)
4:アウトプットされた内容の本質的な意味や優先度のディスカッション
※ここはコンセプトダイアグラムのプロットされたアイデアや
それぞれが書いたコンセプトダイアグラムをまるめてひとつにしていくプロセスと近い
—-↑3~4で15分くらい—-
5:一回まとまったものを、もう一度壊す作業
※フレーミング・課題抽出・リフレーミングの紙を並べて
俯瞰してみたときに、違和感を感じたメンバーが
なぜそう思うのか、理由をしっかりとメンバーにシェアできるように説明し、
全員納得した上で、アウトプットをチューニング
6:ユーザーへの価値提供だけではなく、
ビジネスモデルとしても成り立つようラフに要件設定
7:ペルソナもラフに書きあげる(2~3分で)
8:時間があったので、コンセプトに沿ったサービス名もつける
9:プレゼンの説明順とおさえるポイントをすりあわせる
—-全部終わった段階で10分近く時間残る—-
WSのアウトプットが整ったときの感覚は、
良いコンセプトダイアグラムが設計できた
全員が腹落ちする感に似ていました。あの感覚。
プロセスを振り返ってみて、私達のチームの良さは
大胆さとラフさのメリハリを、全員が違う箇所にもっていて
同じ共通ラインを一本もつと、集合知としてアウトプットできるところだと思います。
※アドバンテージは裏返すと、コントロールしようによっては
最大のウィークネスになるので、客観的に引いてみる視点は必要。
<アウトプットのペーパーに沿って何をしたかアーカイブ>———-
↑この設定で、誰にとって何がなぜ不幸なのか、
本当に不幸なのか、みんなでディスカッション。
↑フレーミングとリフレーミングの中身を全員でアイデアフラッシュ。
並べたものを組み立てて、もう一度壊して分類し、
本質的なリフレーミングとサービスを掛け合わせる。
↑サービスやビジネスアウトラインまで全員で十分に話し合ったあとなので、
手をかけずに脚色しつつ、さらさらっと作る。
イラストは「こんな感じ~!」「いるいる!」で
みんなで楽しみながら描きたしていった合作。
瞬発的だけど、チームのカラーが垣間見えた出来事のひとつ。
結構、日本人は長生きするらしい。
↑サービスコンセプトとサービスのメニューアウトライン。
私達は「人の記憶は忘れてもいいじゃない」とVRを軸にサービスを作りました。
このあとにもう一枚ビジネスモデルをラフに洗い出した一枚が続きます。
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全グループのショートプレゼンでは、講評を中心にディスカッション。
仕事ではプレゼンテーターになるシーンの方が多いので、
聞き手になると自分が感じる「それはなぜ?」のポイントの相関性や
他の方の質疑との着眼点の違いに触れることができるのはいいです。
そんな感じであっという間の5時間。
仕事に何が活きるかな?という視点では、
クライアントやチームメンバーとWSをするシーンでの
アウトプットのまるめ方、壊し方、繋げ方、の経験値でしょうか。
バックグラウンドの違うメンバーが多いので、どちらかというとクライアント含んだWS。
WSは内容はアウトプットももちろんですが、
参加メンバー全員の共通の納得感・意思形成をはかるためのひとつの手法。
そして1回のWSでゴールを目指すのではなく、
3回くらいは実施した方が個人的にはいいと考えています。
求める内容のレベル感にもよりますが。
思ったよりも、長くなりました。以上、初回サマリー。
提案書以外のアウトプットも大事ですね。
またしばらく、サービスデザインとコミュニケーションの
かけあわせプランニング期間にどっぷり入るので、少しストレッチ。
ではでは、お疲れさまでした。
第二回もよろしくお願いします。