すんなり自分の気持ちと行動を発話する娘。
最近、観察している娘の日常のひとつ。
もともとシャイな娘は
何かひっかかていることがあったり、自分の考えが相手と違ったりすると
なかなか言葉にはせず、そして行動もフリーズすることが多い。
それが端的に
「シャイ」や「我慢」、「頑固」みたいなラベルになることもある。
そんな娘と長く過ごしていることや、まだ顔にも行動にも出やすいこともあって
こちらから、娘は何か本当の思いをもっていることには気付けるのだけれども、
それでも、こちらから推察して問いかけたところで
反応しないことも多く、それにもこちらは慣れているので
時間に任せてみることが多い。
だけれども、そんな娘が最近は、
自分の大好きなプリキュアごっこやドラえもんごっこをしているときは
お気に入りのキャラクターになりきって、
自分の気持ちや行動について発話しながら演じる。
そして彼女は複数役をこなすので、
自分対自分の会話になっていることもあって、
「あのときどうして○○したのよ~」
「それは▲▲だったからよ~」
「へー!そうなんだー!」
みたいな調子で、テンポよくいろんなことを喋る。
なので、気になることがあったときは、
私や夫もキャラクター口調で、娘に問いかけると、
娘のごっこ世界で、現実の話を返してくる。
その素のときのシャイ娘とのギャップがものすごく、
なんでなんだろう?と思いながらも、
自分の気持ちを発話(発散)できる共通の時間が持てたことに安心している。
子供だけの世界に、大人(親)の顔して入り込んでいる後ろめたさ少しと、
子供だけの世界に入れてくれている娘との関係は
できるだけ長く続けられたら、と思う。
わかってほしい、伝えたい気持ちはあるのだろうけど
汲みとれないことの方がこれまでは多かったので
少し不思議な時間だけれども、5年目にして娘の本心を少しずつ聞けてよかった。
気になってるのは、夫も女の子キャラを複数役演じることが多くて
おねえ口調が板についてきていること。
そんな日常のあしあと、ペタリ。