Director’s responsibility
『デザインのクオリティは、
半分はデザイナー、半分はディレクターの責任』
会社員の仕事にどこまでの責任があるのか、は
論点がすり替わるので別として。
依頼したデザイナーを最後まで信じきる、引っ張り続ける、
だからこそ適切なタイミングで、
意図を伝わるまで伝わるように伝える。
自分がディレクションをするとき、
社内外のデザイナーとの向き合い方の底流にある
信念に近い私のスタイルで、
時間内にデザイナーが最大限のパフォーマンスを引き出せるように
デザイナーが動く前後含めて、手を尽くしてきた。
もちろんデザイナーへの敬意は常にあり、
デザイナーがされたら嫌なことはせず、
委ねる=考えてもらう ための
ヒントや本質的なキーをお互いの言葉で重ねて
削ぎ落としていくようなプロセスだ。
その行程で自分をごまかすと、ほとんどの場合で失敗する。
失敗は、ビジネス上のクライアントボーダーというより、
自分でセッティングするゴールに達しない、という意味合いが濃い。
main responsibilityがディレクションではなくなったここ数年でも
新卒や若手ディレクターのトレーナーをしたり、
人手が足りないときやプロジェクトレベルでは
ディレクションをすることがある。
そのときもやはり何度も
このベースメントに立ち返って判断することが多い。
だからこそ、自分の組みたいデザイナーと仕事をすることが
ベストソリューションに繋がり、グッドリレーションシップを築けるのだと思う。
二度と組みたくないデザイナーとはすべきではない。
きっと相手も少なからず同じ感情を抱いているだろうし。
……。
さて、と。
以上、どっぷりディレクションワーク中の今夜の戯言でした。おしまい。