センチメンタルな旅 冬の旅 をもう一度購入した
もう一度、きちんと読みたくて、
手元に置いておきたくて、アラーキーの本を何冊か購入。
いちばんに届いたのが、「センチメンタルな旅 冬の旅」。
アラーキーの写真集のなかでも、いちばん、つらい、愛と死の話。
今くらいの私の年齢で亡くなってしまった奥さまと、
出会った頃からのことが綴られていて、
10年近く前に読んだり、写真展に行ったりしたときよりも、
今、自分の暮らしの日常が流れる、自宅で手にとってみると、
誰かを愛して、誰かが亡くなっていくことを、ぐっと、とても身近に感じてしまいます。
泣ける。ほんとうに、何度読んでも、泣ける。
愛や幸せ、さみしい、つらい、こわい、悲しい、全部が詰まっていて
人はきっと誰もが、同じように抱く感情だから、
この写真集の旋律が、「生きている」ということに、とても感傷的にひびくような気がします。
アラーキーのこういうまっすぐな表現が、私はやっぱり大好きです。
読むたびに泣いてしまうから
きっと、頻繁に開くことはないけれど、大切な私の一冊。
もう一度、買ってよかったです。
センチメンタルな旅・冬の旅荒木経惟/著
発売日:1991/02/27
> 荒木経惟 OFFICIAL SITE
> 荒木経惟 Profile
過去のポスト* センチメンタルな旅 1971-2017