センチメンタルな旅 冬の旅 をもう一度購入した

もう一度、きちんと読みたくて、
手元に置いておきたくて、アラーキーの本を何冊か購入。

いちばんに届いたのが、「センチメンタルな旅 冬の旅」。

アラーキーの写真集のなかでも、いちばん、つらい、愛と死の話。

今くらいの私の年齢で亡くなってしまった奥さまと、
出会った頃からのことが綴られていて、
10年近く前に読んだり、写真展に行ったりしたときよりも、
今、自分の暮らしの日常が流れる、自宅で手にとってみると、
誰かを愛して、誰かが亡くなっていくことを、ぐっと、とても身近に感じてしまいます。

泣ける。ほんとうに、何度読んでも、泣ける。

愛や幸せ、さみしい、つらい、こわい、悲しい、全部が詰まっていて
人はきっと誰もが、同じように抱く感情だから、
この写真集の旋律が、「生きている」ということに、とても感傷的にひびくような気がします。

アラーキーのこういうまっすぐな表現が、私はやっぱり大好きです。

 

読むたびに泣いてしまうから
きっと、頻繁に開くことはないけれど、大切な私の一冊。
もう一度、買ってよかったです。

 

センチメンタルな旅・冬の旅荒木経惟/著
発売日:1991/02/27

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2023/09/28 15:29:43 by maopucci
Categories: off-time thinking, 写真集, , 荒木経惟 アラーキー | Leave a comment

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